斯波の小説一覧

小説家になろう

姉弟で入れ替わって十一年、今日も私たちは元気です

爵位と並んで武力が重要視されるガルドベーラでは、貴族男子の剣術大会参加が義務づけられている。 キャサリンは身体の弱い双子の弟・クアラの代わりにその大会に参加したのだが、意図せず最年少優勝記録を作ってしまう。一方、キャサリンとしてお茶会に参加したクアラも盛大に目立ってしまった。 男性陣の羨望と嫉妬の....
著者 : 斯波
小説家になろう

とある聖女の受難

「ニーナ=ベネット。お前は聖女の身分を偽り教会入りしただけでは飽き足らず、陛下や我が弟をたぶらかしたとして国外追放を言い渡す!」 第一王子は胸を張って堂々と言い張る。だが身分を偽ったという証拠もなければ、陛下達を誑かしたという証拠もない。二人に確認すら取っておらず、今回の件は第一王子の独断で動いたよ....
著者 : 斯波
小説家になろう

その笑みを向けないで

「ウェリア、は、その……どんな菓子が好きなんだ?」 こんな問いかけをされるのは十年間の婚約者生活で初めてだ。一体どんな心境の変化だろうか。本人も慣れていないからか視線が泳いでいる。突然の質問に、思わずずっと我慢していた言葉が漏れてしまうも、彼は優しく微笑んだ。 「菓子くらいで気にするな。婚約者だろう....
著者 : 斯波
小説家になろう

無責任だと言われても身軽なうちに逃げ出します!

「スターシャ、お前との婚約を破棄する!」 卒業式も終わり、パーティー会場へと移ろうかという時に、ソギア王子は婚約破棄を宣言した。身内だけ集まった場ならいざ知らず、学園の講堂には多くの生徒や保護者達が残っている。祝いの場でなぜそんな辛気くさい話をしなければならないのか。 「理由をお聞かせ願えますか?」....
著者 : 斯波
小説家になろう

おうまさんごっこ

リンファスの夫、ジュードには変態趣味がある。 自らを馬と呼び、もう十数年も前にやっていた子どもの遊び『おうまさんごっこ』をまた二人でやろうというのだ。かつて使用人の子どもとしてメルビン家に来ていた彼を自分の馬にしていたことは、リンファスにとっては黒歴史。だがジュードにとってはそうではなかったらしい。....
著者 : 斯波
アルファポリス

愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される

恋愛結婚をした家族のように、私も将来は好きな人と結婚するのだと思っていた。けれど天災続きで膨れ上がった借金のカタとして、カリバーン公爵家へ引き取られることとなったーーのだが、なぜかカリバーン家に嫁いできたと勘違いされている。とはいえ、借金返済のためなら使用人としてでも、妻としてでもカリバーン家に尽く....
著者 : 斯波
小説家になろう

婚約者(仮)

素振り100回3セットが一日の最低ノルマである。外が暗くなっても、婚約者に休めと言われても手を止めず剣を振り続ける。乙女ゲームなのに必死に剣を振る毎日ってどうなんだろう? なんて疑問を持ってはいけない。そこで手を止めたら最後、ステータス不足により暗殺されてジ・エンド。婚約破棄・解消・変更・寝取られ・....
著者 : 斯波
小説家になろう

最強の後ろ盾

「卒業式の日を以て、君との婚約を解消する」 結婚まで一年を切ったこのタイミングで王子は婚約解消を切り出した。すでに王子の次の婚約者は決まっており、陛下も私の両親も納得しているらしい。ならば私が言うことは何もない。王子の婚約者でなくなった私は卒業式後、実家に帰ろうとしたがーー。....
著者 : 斯波
小説家になろう

モブ令嬢は脳筋が嫌い

イーディスは海のように真っ青な瞳を持つ少年、リガロに一瞬で心を奪われた。彼の婚約者になれるのが嬉しくて「祖父のようになりたい」と夢を語る彼を支えたいと思った。リガロと婚約者になってからの日々は夢のようだった。けれど彼はいつからか全く笑わなくなった。剣を振るい続ける彼を見守ることこそが自分の役目だと思....
著者 : 斯波
小説家になろう

花を吐く

アリアスは初めて恋をした日、花を吐いた。『花吐病』ーー奇病の一つとして知られる病を患ったのである。 ※人を選ぶ内容になっているかと思うので自己責任で読んでください。....
著者 : 斯波