エースはまだ自分の限界を知らない[第三部]

著者:彦猫

直史と大介は二年夏の甲子園の後、急遽U-18世界大会代表の補充要員として参加を要請される。実は隔年でしか行われないと初めて知った直史は、己の打算もあって珍しく意欲的に参加する。しかし判明する意外な事実。観客動員数は少なく、これまでに日本代表が優勝したことはないという。応援も少なくやる気のない大介をフォローしつつ、直史は新たな相棒と共に、これまた史上初の日本の優勝をめざす。そう、あの青い侍ジャパンのユニフォームを着て。そして地味なはずの世界大会は……控え目に言って、ひどい舞台となるのであった。

レビュー