デバフ魔法を撒き散らして適当に斬っていたら生涯無敗の剣聖と呼ばれるようになりました

 なんの因果か平民上りの落ちぶれ貴族の嫡男として生まれケンジュ・トゥーバキ。一族の復興を託され王国の騎士育成学校通わされることになるも、そこで万年最下位の成績を誇る騎士見習いとして生活していたのであったが、卒業試験のその日、学年最強とうたわれた大貴族の息子を一方的な戦いをもって倒して見せる。しかし、その戦い方を周囲は卑怯とののしり、騎士の恥としてケンジュの騎士の資格を剥奪奪、学園からも退学処分を受け、実家からも勘当されてしまう。
 ただ数年かけて天才たちの動きを見切り、行動を阻害するデバフを多用して、動けなくなったところを叩きのめしただけだというのに、卑怯とはひどい言い草である。
 敵の動きが素早い。ならば動けなくすればいい。
 敵の攻撃力が高すぎる。ならば攻撃できないようにすればいい。 敵の防御力が高すぎる。ならばあらゆる手段をもって防御を崩せばいい。
 毒、麻痺、目つぶしに、落とし穴。あらゆる策を弄し、しかるに一刀を振りかざせば敵は倒せまする。
 真剣勝負の世界にて、よもや卑怯とは言うまいな。
 勝てば官軍、負ければ終わり。この世の一切合切、勝てばよかろう。
 そんな具合で各地を渡り歩いていたら生涯剣聖と呼ばれるようになった少年のお話。…続きを読む

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