エースはまだ自分の限界を知らない[第三部 白い軌跡]

著者:彦猫

 伝説となる記録と記憶を残し、甲子園を去った白富東高校。
 三年生が去り、新たなキャプテンとなったジンを中心として、一時的に監督不在でマネージゃーのシーナが監督となり、新チームの編成にかかる。U-18ワールドカップでの活躍もあり、日本のみならず世界からも注目される白富東は、目前に迫った秋季大会に備える。目指すは県大会優勝、関東大会優勝、そして神宮大会優勝。それはもう夢ではないところまで来ている。しかしスーパースターを擁する白富東の周囲では、野球以外の案件がやたらと多くなる。そして中心選手である直史と大介の周囲でも、本人に責任のない運命が待ち構えていた。ただ野球を楽しむだけで済んでいた少年たちは、環境の変化の中で何を思い、どう行動するのか。
 白い軌跡の最後の一年が始まる。
※第一部、第二部(間章除く)、2.5、間章の順番で読むのが一番いいと思います。…続きを読む

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