初めて知る世界を選び、愛そう。

星錬暦3858年。

現在の地球では、統一された国は『一つ』しか存在しない。
『星錬帝国』のみしかないのが現状でもある。
また全てから、勝ち残った唯一の帝国でもあった。

現在、それを全て纏めるのは『帝王』の『龍星』18歳。
また、『総帥』である『妖華』18歳。

二人は『二卵性の双子』であり『この世界』全ての権力者でもある。

龍星は随分前から、妖華をだった。
妹でもあるが、もう親愛と異なる事。
『愛してる事』にだった…

けれど、もうお互い18歳にもなるにも関わらず…
妖華は『恋』すらしない。
更に妖華の場合、『能力』が強過ぎるのも大きく出た事もあった。

他の『異性への愛情』は全く興味すら出さないまま…
妖華が唯一、出すのは双子の龍星に対する『肉親への親愛のみ』だけ。

確かに『愛情』ではあるが『異性への愛』を知る気配すらない妖華。

そんな中で初めて妖華は出会った。
『別次元』に居た、自分より強い相手を…

初めて知った『感情』もだった。
判らない中で、別次元の世界に居た者にと、興味を初めて出す。

けれど龍星も気付いた。
そして一切、妖華を離す気もない。

でも龍星は、その相手が誰でも同じ『理由』すらある…
それを妖華にと気付かせるべきでもない。
それだけは許せない。

けれど知らない妖華も初めてだった。
その相手が言う事で知る『感情』に戸惑いながらも…
何が正しいのが、何かも全てが判らず、知ろうとする。

妖華は殆どの感情が『欠落』している事でもあった。
それも気付いていない中で知り変わっていくが…
徐々にと妖華の『感情』が出始める事に、すぐに龍星も動き出した。

その妖華の出す答え…
『世界』すらも選ぶ選択を決める事になった。

それは時間や次元、世界すら変わる選択にと。
新たに、また様々な事を知っていく中でだった。
初めて知る愛も、世界も、全て知らないからこそ出す『感情』を。
妖華の『心』が知っていく事で変わる。

そんな妖華が選び出した答え。

『愛する者が居ても、笑えないなら、意味がない。』
『この世界すらも愛そう。』

未来型恋愛ファンタジーを。

レビュー