「これ先輩の裏アカウントですよね?」
学校一の美少女、鈴木・ステラ・桜花の手に持つスマートフォーンには僕が働いている執事喫茶でのSNSアカウントが表示されている。
「へ~~普段のグルグル眼鏡の先輩と違ってこっちはかっこいいんですね~、なんで普段隠してるんですかね~?……先輩ばらされたくなかったら、学校の女全員を先輩のものにしてくださいよ。」
「いや……そんなこと言われても……」
「せ・ん・ぱ・い!ばらされたくないんですよね?」
く、くそぉ……でも、女をものにするって、本当に好きな人以外にそういう考えしたくないし……
……はっ!?
とりあえず…、好みの女性にアタックして失敗し続ければ時間を稼げるのでは!?
僕は悪魔的なことに気付いてしまった……。時間稼ぎ……なんて悪魔的なんだ…。
この時、少年は大惨事ハーレムが成立することを知らなかった。
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