ここは魔術で栄えるとある国。
魔道具工房に、とある女職人がいた。
「ふふふ……とうとう出来たわ! 私って天才なのかしら?」
お年頃の女は、幼馴染みの男の本心を知りたかった。
いい加減、一歩どころか三段くらい跳んで一生ものの深い関係に進みたかったが、怖くて聞けなかった。
というわけで、男の本心が聞ける魔道具を開発しようと思い立ち、見事成功したのである。
そこにノックが……。
魔道具職人の女が、幼馴染みの男の本心を聞くために魔道具を作ったお話です。
『第4回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞』の二つ目の応募作品です。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m。
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