一ノ谷鈴の小説一覧

小説家になろう

味噌汁が飲みたくて仕方がない没落令嬢と、彼女の料理のとりこになった腹ぺこ貴族のにぎやかな日々

 蝶よ花よと育てられた、男爵令嬢アンヌマリー。しかし彼女は今、不幸のどん底にいた。多額の借金を抱えて彼女の家は取り潰され、彼女はただ一人、伯爵家のメイドとして働くことになってしまったのだ。  しかしそんな状況にもかかわらず、彼女は全く違うことに頭を悩ませていた。 「味噌汁飲みたい……でも味噌なんて、....
著者 : 一ノ谷鈴
小説家になろう

「この頃婚約破棄が多すぎではないか?」と陛下はおっしゃった

 とある国の、とある社交界。そこでは今、婚約破棄が流行っていた。いかに派手に、いかに目立つように婚約を破棄するか。男性たちは、そんなことを競い合うようになっていたのだ。そしてその事態に胸を痛めた王は、新たな法を作り婚約破棄を取り締まることにした。  そんな中、伯爵令嬢アリスは婚約破棄の現場に出くわす....
著者 : 一ノ谷鈴
小説家になろう

償いの令嬢は、許される日をただ待っている

 男爵令嬢ハリエットは、七年前に罪を犯した。それはとてもささいな、とうてい裁かれることなどない罪だったが、彼女はずっとそのことを悔やんでいた。だから彼女は、ずっと人知れず償ってきた。彼女の家に仕えている幼なじみの騎士、ケヴィンに。  そんなある日、ハリエットに縁談が舞い込んでくる。お相手は年上の子爵....
著者 : 一ノ谷鈴
小説家になろう

公爵令嬢セラフィナは破滅を告げる夢を見た

「君との婚約は、破棄させてもらう」ある日、セラフィナは婚約者である王子にそう告げられる夢を見た。やけに生々しいその夢の中で、彼女は断罪された。何一つ身に覚えのない罪で。  そうして目を覚ましたセラフィナは、自分について悪い噂が立っていることに気づく。この噂を放っておいたら、あの夢が正夢になってしまう....
著者 : 一ノ谷鈴
小説家になろう

お父様と私の庭は、今日も花盛り~子供に戻った私を拾ったのは、変わり者で優しい男爵だった~

 母を亡くし天涯孤独となったパメラは十八歳、時を操るという『力』を持っていた。彼女はその『力』を活用して、どうにかこうにか生き抜いていた。誰にも心を許すことができずに、ひとりっきりで。  けれどとある貴族ともめてしまったことで、パメラは追われる身となってしまった。このままでは、身に覚えのない罪で投獄....
著者 : 一ノ谷鈴
小説家になろう

【書籍化】聖女の姉ですが、なぜか魅惑の公爵様に仕えることになりました

【GAノベル様より3/15頃発売予定!】フローリアは貧乏男爵家の令嬢だ。質素だが穏やかな彼女の生活は、一つの神託によって大きく変わってしまった。その神託により、フローリアの妹レナータが聖女に選ばれたからだ。引っ込み思案で気弱なレナータは、聖女に選ばれたことにより態度が豹変し、なぜかフローリアを目の敵....
著者 : 一ノ谷鈴
小説家になろう

元・悪の女王は愛されている。ただし本人に自覚はない

 リーズは、どうしても女王になりたかった。そのためにありとあらゆる手を使い、彼女は女王の座を手に入れた。けれどその悪行がたたり、じきに大きな内乱が国中で巻き起こった。一番信頼していた右腕は彼女を捨て、彼女を慕っていた義弟はリーズをかばって死んだ。そうして一人ぼっちになった彼女は、燃える王宮の中で命を....
著者 : 一ノ谷鈴
小説家になろう

奪われてあきらめて泣き寝入り。それが私の人生でした。けれど、彼だけは絶対にあきらめません

「また、取られてしまった……」公爵令嬢ジーナは、一人泣き崩れていた。彼女が捨てられるのは、これで二回目だ。最初の婚約者は一つ下の妹に奪われた。そして今度は、末の妹が彼女の婚約者をかすめ取ってしまったのだ。  二度も婚約が破談になった、行き遅れの娘。そんな噂から逃れるように、ある日彼女は人気のない森に....
著者 : 一ノ谷鈴
小説家になろう

めぐる季節を、ふたりで歩く~追放令嬢と一途な竜の辺境暮らし~

 侯爵令嬢だったジュリエッタは、ただ一人森の中にいた。彼女は婚約者だった王子に濡れ衣を着せられてしまい、罪人として辺境の森に追放されてしまったのだ。この森には恐ろしい魔物が棲むと言われている。きっと王子は、彼女がここで失意のうちに命を落とすことを期待したのだろう。  しかしジュリエッタはめげなかった....
著者 : 一ノ谷鈴
小説家になろう

ようこそ修道院へ、ここは追放された女たちの楽園よ

 へき地にひっそりと建つ修道院、様々な理由で家を追われた女たちが集うここは、普通の修道院とはまるで違っていた。噂話が大好きで、国中のゴシップを集めてしまった彼女たちは、それを武器として周囲からの干渉をはねのけながら、自由きままに過ごしていたのだった。  ある日、院長のミランダは一通の手紙を受け取る。....
著者 : 一ノ谷鈴