黒豚王子は前世を思いだして改心する ~死亡エンドの悪役キャラに転生したのでゲーム知識で強くなったりダイエットしたりしてたら周囲から崇拝されていました~

「いつも助かっている、ありがとうな」
「え、嘘……ブラットさまがわたしめに感謝を!? うわあああん」
高慢ちきで陰湿な色黒デブス王子、通称“黒豚王子”ことブラット・フォン・ピシュテル。
彼は王立学院の実習授業の最中、アラサー陰キャぼっちオタクゲーマーの黒川勇人として生きた前世の記憶を思いだす。そして同時に、自身の生きるこの世界が、前世で大流行したRPG『ファイナルクエスト』と酷似した世界であることに気づく。
だが作中でのブラットは後に国王になり、勇者の手によって死ぬ運命にある悪役キャラクター。
その日が訪れるまでにはまだ猶予があるが、このままでは死亡エンドまっしぐら。ブラットはなんとしても死亡エンドを回避するため、改心してまっとうに生きることを決意する。
だが周囲にやさしくしたりダイエットをしたりゲーム知識で強くなったりしているうちにハイスペイケメン王子になっていて、死亡エンドの回避どころかいつしか周囲から崇拝されてしまい……!?
やることなすこといいほうに転ぶサクセスストーリーになる予定だけど、作者の性格がねじまがっているためにどうなるかは作者自身にもよくわからない迷走英雄譚、いざ開幕!!!…続きを読む

レビュー