隣国から人質同然に嫁いできた王太子妃、初めてのご公務

著者:家紋 武範

私の母国は小さい国で、政略のためにこの国に嫁いできた。
知己などおらず、人質として幽閉されたも同然。
そこに王太子殿下が『公務』と称して部屋に入ってきたのだ。

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