ショートショートの小説一覧

小説家になろう

隣の席の美少女から「私のストーカーになってください!」と頼まれた!?

「ねえねえ宍倉(ししくら)くん! 実は折り入ってお願いがあるんですけど!」 「え?」  とある放課後。  帰り支度をしていると、隣の席の根古田(ねこた)さんから、唐突に声を掛けられた。  根古田さんは、道端で捕まえたカエルを親に見せつける子どもみたいな、無邪気な笑顔を浮かべている。  嗚呼、経験上....
著者 : 間咲正樹
小説家になろう

二番目のママへ 私は病気で、もうこの子を育てることが出来ません

二番目のママへ。私は病気で、もうこの子を育てることが出来ません。とてもかわいい、少しおしゃべりな子です。どうか、この子をよろしくお願いします。 ....
著者 : Q輔
小説家になろう

私から何でも奪っていく妹

「あぁ! お姉様ズルいッ!」 妹のメリアは、そう言っていつも私から何でも奪っていく。 ルビーのネックレスも、オパールのブレスレットも、蝶をモチーフにしたピアスも、ダイヤモンドの指輪も、お父様から私にプレゼントされたそれらは、一つ残らず全部メリアに奪われた。 ――そんなある日、私宛に届いた、名門バッ....
著者 : 間咲正樹
小説家になろう

いつもゲーセンで一緒に遊んでいるガサツなおねえさんが、俺が入学した高校ではアイドル的な存在だった

俺と四方子(よもこ)さんは商店街にあるゲーセンの常連同士で、毎週日曜日の午後は一緒にメダルゲームで遊んでいる、親友とも呼べる間柄だ。 だが、何故かいつも四方子さんはサングラスとマスクをしており、素顔を見たことは一度もなかった。 ただ、四方子さんは明日から俺が入学する高校の一個上の先輩だということは聞....
著者 : 間咲正樹
小説家になろう

今日も学校一の美少女幼馴染に「お前が大好きだッ!!!」と告白したら「私も大好きだよ」と言われた。でも俺は騙されないぞ……! あんなに可愛い幼馴染が、俺みたいなモブ男を好きなわけないだろう……!

「透果(とうか)、俺は……お前が大好きだッ!!!」  多くの生徒が登校している真っ最中の朝の校舎前。  今日も俺は幼馴染の透果に、全身全霊で俺の真っ直ぐな気持ちを伝えた。  嗚呼、今日の透果も何て可愛いんだろう……。  銀河を散りばめたかのような輝く大きな瞳。  最高級の絹糸もかくやというほど艶の....
著者 : 間咲正樹
小説家になろう

強そうな奴に喧嘩を売られて困ってたら、怪しいおっさんが「今買った喧嘩、転売しませんか?」と言ってきた

ある夜、俺は街でチビから喧嘩を売られた。 思わず買ってしまったが、よく見るとこのチビが強そうで、とても勝てそうにない。 このままじゃボコられると思ったが、そんな俺に怪しいおっさんが話しかけてきた。 「今買った喧嘩、転売しませんか?」 ようするに俺の代わりにチビと戦ってくれるという。 俺はおっさん....
著者 : エタメタノール
小説家になろう

清楚系美少女に「デブのキモオタはタイプじゃない」と残酷にフラれた俺は、オタクに厳しいギャルにシゴかれて男を磨くことに!?

「ゴメンね、松永くんみたいなデブのキモオタは、タイプじゃないから」 「…………え」  勇気を振り絞って片想いをしている吉岡さんに告白した俺。  が、吉岡さんの口から放たれた返事は、何とも残酷なものであった。  あまりのショックに河川敷で一人号泣していると――。 「アレ? 松永じゃん。どしたん、そ....
著者 : 間咲正樹
小説家になろう

未来から私の旦那様である侯爵令息がやって来て、現代の侯爵令息に告白するよう圧をかけてきた!?

私は貴族学園内でクラスメイトのフランツ様に、淡い恋心を抱いている。 だがヘタレな私は、告白する勇気を出せないまま毎日を過ごしていた。 ――そんなある日、放課後学園を出たところで、フランツ様にそっくりな大人の男性に声を掛けられる私。 その男性は、未来から来たフランツ様で、私の旦那様だと言い出し……!?....
著者 : 間咲正樹
小説家になろう

しくじり王太子 ~僕みたいになるな!!~

 ここはテレア王国の執務室。  執務官のワッカとサワは、とある人物を待っていた。 「なあサワ、今日来る王太子ってどこの誰だっけ?」 「もう、ワッカは本当に忘れっぽいわね。ニャッポリート王国のダスティン王太子殿下よ」 「ああ、そうだったそうだった。いやあ、どんな話を聞けるのかな。楽しみだ。――ん?」....
著者 : 間咲正樹
小説家になろう

スーパーで店員に怒鳴っている老人を発見し、「クレームジジイか」と思ったがどうも様子がおかしい

大学の帰り、俺がスーパーで買い物をしていると、老人が店員に怒鳴っている光景を目撃した。 どうせ理不尽なクレームジジイだなと思いつつ、俺は二人の会話に耳を傾ける。 すると―― 「よくもワシの息子とその嫁を殺したな……!」 どうも様子がおかしいぞ……。....
著者 : エタメタノール